高校受験についての疑問・質問に塾長が直接お答えします!

Q1.神奈川県高校入試のシステムって今どうなっているの?

 

A1.実際、保護者様が正確に理解しているケースは少ないのではないのでしょうか。なぜなら、ご自身が経験されたのは随分前でしょうから忘れてしまっていますよね。また、昔とだいぶ変わってきてしまっていますので昔のイメージで考えていると対策が遅れてしまう可能性があります。そこで、神奈川県の公立高校入試について簡単に説明いたします。まず、内申点と言われるものがあります。これは中学での成績表です。横浜市では「連絡票」と呼ばれています。小学校では「あゆみ」ですね。中2と中3の各教科の年間成績を5段階で評価して数値化し、志望校に提出します。例えば、オール5の生徒は5x9教科で45ポイント、オール3なら27ポイントというように換算します。そして、中2の成績を45ポイント、中3の成績を2倍して90ポイント、合計135ポイント満点で内申点が決定されます。次に、入学試験の成績です。これは英語・数学・国語・理科・社会の5教科x100点のテストの得点が数値化されます。これらの数値を指定された配分で計算して、合否が決められます。この配分は内申点50%、入学試験50%、の割合を採用している高校が多いです。また、英語、数学、理科などの成績が2倍のポイントとして計算されている高校もあります。

入学試験では結果として同じくらいの実力の生徒が集まるはずですので、入試直前まで努力を続けられればそれほど差をつけられないはずです。

つまり、公立高校受験では内申点が一番重要なのです!!!

また、私立高校の合否も内申点でほぼ確定します。

進学教室セラビでは、その内申点をいかに引き上げていくかを常に意識しております。 


Q2. 高校受験の内申点はどのように評価されているの?

 

A2.高校受験の内申点について説明します。こちらも大きく分けて3つの要素から成り立っています。

まずは、定期試験の得点です。これは各教科の学年平均点から判断して評価を付けていきます。生徒たちの最近の成績表を拝見しますと、平均点付近が3、平均点プラス20点付近が4、平均点マイナス20点付近が2の成績がついているように思われます。現在では絶対評価ですので、5を取るのはやはり満点近くが必要となってきますね。

次に、提出物の評価です。具体的には、ノートやワークやレポートの提出があります。これらの提出期限はテスト当日前後が多いですので、保護者様は早めに情報を集めておくことをお勧めします。提出物は、ただ期限までに出すだけではなく、先生の指示通りにまとめて、内容を良いものにしなければいけません。また、提出物を時間をかけて丁寧に仕上げることによって理解度が上がり、テストの得点も自然にアップします。先生方もそれを狙っているのです。

最後に授業態度です。こちらは、学校生活の上で基本的なことが出来ていれば、問題ありません。先生によっては、挙手や発言の積極性があればプラス評価しますが、それぞれの性格や事情も考慮されますので、あまり差がつかないと思われます。そして、これらを概ね3分の1づつ総合判断して評定を決めます。細かくは成績表にABCなどで表記されています。実は、このように内申点は定期試験のテストの得点だけでは決まらないのです。特に提出物がテスト勉強と連動していて、これを丁寧に仕上げることが非常に重要なのです。

 

Q3.高校受験は、実際どういう形式でどんな日程なの?

 

A3.神奈川県の高校受験において、一般的な受験の仕方は併願受験です。公立高校を第一志望とし、第二志望を私立高校として2校を受験する形式です。2月10日前後に私立高校の受験があり翌日には合否が発表されます。その後、2月15日前後に公立高校の受験があり2月28日ごろに合否が発表されます。その間、併願受験の特例として公立高校の合格発表の日まで私立高校の学費納入の期限を延長してくれる制度があります。

そのほかに、私立高校の単願入試やオープン入試や推薦入試などがあります。私立単願入試を選択しますと、私立高校1校だけを受験する

ことになります。この場合、同じ私立高校を選択しても併願受験する場合よりも内申点のハードルが少し下がります。